最新情報
『うんこと死体の復権』
自主上映会のお申し込みを開始しました!
観客動員1万人突破!『うんこと死体の復権』
各地でたくさんのリクエストのお声をいただいております!
「地元の映画館では上映がなかった」「映画館で見逃した!」「地元の方々と一緒に観たい!」
たくさんのお声にお応えすべく、この度自主上映会のお申し込みを開始いたしました。
どなたでも主催可能です。
字幕入りのバリアフリー版もございます。
関野吉晴監督の講演も承ります!
ぜひご検討くださいませ💩

INTRODUCTION
探検界のレジェンド
関野吉晴が初監督!
うんこと死体が地球を救う?
価値観を覆す、
鼻つまみ者たちを巡るいのちの循環の旅へ
「グレートジャーニー」で知られる探検家で医師でもある関野吉晴はアマゾン奥地の狩猟採集⺠と の暮らしを通して、自然とヒトとの関係について考え続けてきた。そして、2015年から『地球永住計画』というプロジェクトを始める。この地球で私たちが生き続けていくためにはどうしたらいい かを考える場だ。関野はそこで3人の賢人に出会う。
野糞をすることに頑なにこだわり、半世紀に渡る野糞人生を送っている伊沢正名。
うんこから生き物と自然のリンクを考察する生態学者の高槻成紀。
そして、死体喰いの生き物たちを執拗に観察する絵本作家の舘野鴻 。
3人の活動を通して、現代生活において不潔なものとされるうんこ、無きモノにされがちな死体を見つめると、そこには無数の生き物たちが織りなす、世の中の常識を覆す「持続可能な未来」のヒントが隠されていた...。
関野吉晴 初監督作品プロデューサーは
『なぜ君は総理大臣になれないのか』『国葬の日』の前田亜紀 & 大島新
初監督を務めた 75歳の探検家・関野吉晴をプロデューサーとして支えるのは、『なぜ君は総理大臣 になれないのか』や『国葬の日』などで近年注目のドキュメンタリー映画を制作するネツゲンの前田 亜紀と大島新。これまで関野が出演するテレビ番組や映画を手がけた縁からタッグを組んだ。二人 が敬愛する関野が4年をかけてあらたに挑んだ、いのちの循環をたどる”旅”は果たしてどんな結末になるのか。


監督プロフィール
関野吉晴 せきの・よしはる

うんことか死体を食べるムシたちがいる。うんこ虫や死出虫(シデムシ)、蝿、蛆(うじ)虫など、嫌われ者、鼻つまみ者のチャンピオンだ。
多くの人は目を背けるが、この映画の主人公3人は、絶滅危惧種や頭がいい、かわいい生き物にはとんと興味がなく、嫌われ者、鼻つまみ者の虫たちに金メダルを与えようと獅子奮迅の努力をしている。
この映画では、不潔だ、気持ち悪いと嫌われ、疎まれている存在に信じ難いほどに関心を抱き、執拗に観察し、絵を描き、論文を書く。或いは 50年間野糞をし続けるおじさんたちを追いかけていきます。
是非この映画を観て下さい。
きっと、あなたの常識を覆します。
関野吉晴(せきの・よしはる)が
"うんこと死体" にたどり着くまで
1949年 東京都墨田区生まれ
1968年 一橋大学で探検部創設
1971年 南米へ アマゾン川全域を下る
以降 25年間、通算10年以上、南米への旅を重ね、狩猟採集民と生活を共にする
現地で役に立つと考え、医師を目指す
1982年 横浜市立大学医学部卒業
1993年 グレートジャーニー開始
南米最南端からアフリカの人類発祥の地まで約 53,000km を 8年3か月かけて踏破!
1999年 植村直己冒険賞受賞
2000年 旅の文化賞受賞
2002年 武蔵野美術大学教授(文化人類学)就任
2003年 足元を見つめるために、生まれ育った墨田区の皮なめし工場で見習い工として働く
2004年〜 新グレートジャーニー 北方ルート、南方ルートの旅
日本列島にやってきた人々の足跡を辿る
2008年〜 新グレートジャーニー 海のルート 自然から素材を集め、道具を一から作る
太古の人類が日本列島へ海を渡って来た道のりを辿るため、砂鉄で鉄器を作り、
その鉄器で舟を作り、島影と星を頼りにインドネシアから足掛け3年で航海
2014年〜 食材を一から作るプロジェクト開始 カレーライスを一から作る
種をまき、ヒナを育て、器やスプーンまでを一から
2015年〜 この地球でヒトが生き続けていくための対話の場「地球永住計画」始める
2020年〜 うんこと死体の復権活動
これまで出演者として映画化された作品に『プージェー』(2006/山田和也監督)、『縄文号とパクール号の航海』(2015/水本博之監督)、『カレーライスを一から作る』(2016/前田亜紀監督) など がある。著書に『人類は何を失いつつあるのか』(山極壽一氏との共著/朝日文庫)など多数。
出演者プロフィール
伊沢正名 いざわ・まさな

「人間が作り出す最も価値あるもの、
元はキノコなどの菌類を専門に撮る写真家
それはうんこ」
野糞をすることに頑なにこだわり、半世紀に渡る野糞人生を送っている
1950年生まれ、茨城県桜川市在住。県立水戸第一高校中退。糞土師。
1974年の元日に初めて野糞をして以来、50年間野糞をし続け、野糞の重要性を説く伝道 師。かつては、キノコ、コケ、変形菌など、菌類・隠花植物の写真家で、逆光、ローアングルで最大限絞り込み、⻑時間露光で撮った写真は評判を呼び、図鑑や写真集として刊行された。キノコ写真の第一人者と呼ばれる存在だったが、視写体のキノコたち、ひいては自然に対して、何かお返しができているだろうかと苦吟した結果、野糞こそが人と自然が共生し、自然界の命の循環を実現す る至高の行為と開眼。やがて糞土師に専念するため写真家を廃業した。
著書に『くう・ねる・のぐ そ』(山と溪谷社)、『ウンコロジー入門』(偕成社)、『葉っぱのぐそをはじめよう』(山と溪谷社) などがある。
高槻成紀 たかつき・せいき

「糞は情報のカプセルでね。
うんこから生き物と自然のリンクを考察する生態学者
情報を出すんですよ、尻から」
都市の野生動物と生態系のつながりを調査している
1949年生まれ、東京都小平市在住。 東北大学大学院理学研究科修了。理学博士。
専攻は野生動物保全生態学。東京大学、麻布大学教授を歴任。ニホンジカの生態学研究 を⻑く続け、シカと植物群落の関係を解明するとともに、スリランカのアジアゾウ、モンゴルのモウコガゼル、タヒ(野生馬)、モンゴル草原の生物多様性などの研究も行う。最近では里山の自然や、玉川上水の動植物の調査、保全活動もおこなっている。
著書に『野生動物と共存できるか』(岩波ジュニア新書)、『タヌキ学入門:かちかち山から 3.11 まで』(誠文堂新光社)、『唱歌「ふるさと」の生態学〜ウサギはなぜいなくなったのか?』(山と溪谷 社)、『シカの生態誌』(東京大学出版会)、『もう木を伐らないで;玉川上水の生物多様性のために』 (彩流社)など多数。
舘野 鴻 たての・ひろし

「もうちょっと死ぬってことを
死体喰いの生き物たちを執拗に観察する絵本作家
ポジティブに考えていいんじゃないか」
徹底した調査を元に、日陰者(虫)の知られざる命のドラマを描く
1968年生まれ、神奈川県秦野市在住。 札幌学院大学中退。絵本作家、細密画家。
幼少時より画家・熊田千佳慕氏に師事。1986年北海道へ居を移し、昆虫を中心に生物の観察を続ける。大学在学中に演劇、舞踏、音楽と出会い舞台に上がる一方、新左翼の立て看板描きなども行う。その後、土木作業員や生物調査のアルバイトの傍ら、図鑑や児童書の生物画、解剖図、景観図などを手がけるようになる。2005年より絵本の制作を始め、徹底した観察 と調査で、日陰者(虫)の知られざる命のドラマを描く。『つちはんみょう』(偕成社)で小学館児童 出版文化賞受賞。
主な絵本に『しでむし』『ぎふちょう』『がろあむし』(偕成社)、読み物に『ソロ沼のものがたり』(岩波書店)、近作に絵本『うんこ虫を追え』(福音館書店)がある。

予告編&特報

コメント *五十音順・敬称略
誰だってウンコをするし、いつか死ぬ。
だけど身近じゃないウンコと死体。
そこから「地球に生きる」ことを熱心に教えてくれるイキイキとしたおじさん3人に大感謝。
ぎょえ!を覚悟で観てほしい。みえてくる世界が変わるかも。
小野りりあん(気候アクティビスト・モデル)
今の何かは、次の何かの材料になる。そのために、壊す。
立派に育った野菜を切り刻み、歯ですりつぶし、胃液で溶かす。
食べることは破壊だ。心配ないぜ。うんこが、次の何かを作る。
あとはまかせた。がんばれ! うんこ! 死体と共に!
甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)
タイトルを見て怪訝な顔をしたあなたにこそ見てほしい!
・・・そう言ってはみたものの、きっとあなたも現代社会に逆行して、人が見ようとしないものを見ようとする好奇心旺盛な人間なのでしょう!
(これを読んでいるからには。)
私も、自分のうんちが虫や微生物に食べてもらえているのを目撃した時、なんだか妙に!嬉しくなります。毎日美味しいご飯を食べてばっかりじゃなくて、少しは誰かの役に立ちたい、と願っているからです。
コムアイ(アーティスト)
この映画は、ヤバい映画だ。それくらいショッキングだと言うことを、断っておく。なんたって、うんこと死体が主役の映画なのだから。そして、死体とうんここそ表現の原点だ。うんこと死体が復権した 時、魂の奥底から立ち上がってくるものがある。生きることができなかった陰の部分。動物としての感覚。懐かしい何か。きっとそれを表現したくなる。
田口ランディ(作家)
全ての生き物が循環の中にいる 。昆虫や動物は毎日、死体や排泄物を食べて生きている。「きれいなもの」によって隠されてしまっている「死体」と「うんこ」。実はそれこそが循環の要なのだ。その当たり前のことがこうして目の前に持ち出されると、こうも過激な映画になるのか。都市化の進んだ江戸時代でも死体や排泄物や灰は土の中に戻っていったのに、私たちはその循環を切断してしまった。何とかしなければと、胸がざわつく。
田中優子(法政大学前総長・名誉教授)
R 指定ですよね?
ちょっと良い子には見せられない(土は食べたらダメ、ゼッタイ!)。
でも、糞土師とウジ虫とセンチコガネが生み出すのは、かけがえのない土と命の循環だという発見と 感動をトイレに流すのはもったいない。
藤井一至(土の研究者)
人はものを食べる。人は食べものにもなる。いやそれどころか、人は食べものを自分のからだから生み出しつづける。人間世界で最も蔑まれてきたものにこそ、極上の美が宿る。その美に取り憑かれた 人たちのあらがいといつくしみの物語。
藤原辰史(歴史研究者/京都大学准教授)
「狂気」の学習映画である。何せうんこと死体がテーマなのだからだ。それでも本作を観て我々こそが命の循環から外れている のだと気がついた時、野糞をする使命感が生まれるはずだ。
丸山ゴンザレス(ジャーナリスト)
野グソがなぜ爽快なのか。それは動物たちの糞や死体に群がる虫たちに聞いてみるとよくわかる。排泄という行 為は自然の流れの中に私たちを連れ出し、生と死が循環する意味を教えてくれる大切な入口なのだ。
山極壽一(総合地球環境学研究所・所長)
死の輝きを寿(ことほ)ぐことを忘れてしまった私たちは、いのちの受け渡しの物語の中に、もう一度、還(かえ)っていけるだろうか。地球の美しさとは、賑やかで逞(たくま)しい死と生の饗宴そのものである。この奇跡を次世代へ贈るために、うんこと死体に出会い直さなければならない。
さあ、大いなる出会いの旅へと漕ぎ出そう。この映画が満帆に風を与えてくれるのだから。
湯澤規子(法政大学教授・歴史地理学者)


CROWDFUNDING
クラウドファンディング
目標額達成!
世界を驚愕させた「グレートジャーニー」で一躍有名となった探検界のレジェンド・関野吉晴の初監督作品となるドキュメンタリー映画『うんこと死体の復権』の劇場公開が決定しました。
それに伴い、バリアフリー版の制作と宣伝費用のご支援を募るクラウドファンディングも開始いたしました。
クラウドファンディング実施後、早くも目標額を超え、作品を広げることを応援してくださる方々がこれほどいらっしゃることに熱と希望を感じています。念願のバリアフリー版の制作に向けて、着実に進めていきます。また宣伝活動も大きく前進します。どうもありがとうございます!
宣伝費とバリアフリー版の制作費の一部を支援してもらうことを目指して始めたクラウドファンディングでしたが、映画を広げるためのさらなる目標を立てました。
『うんこと死体の復権』を日本全国47都道府県でくまなく上映したい!
この映画は8月より全国順次公開の予定ですが、実際のところ、ドキュメンタリーをかけてくれるミニシアターが全都道府県にあるわけではありません。
「全国公開」と言っても、該当するミニシアターがない県では観てもらうことができないのです。(加えて、すべてのミニシアターがこの作品を上映してくれるとは限りません。)
このような状態を解消する手立てはないかと考え、ミニシアターが無い地域(もしくはあっても上映されなかった地域)で上映の機会を設け、全国津々浦々『うんこと死体の復権』を広げていきます。
宣伝費とバリアフリー版の制作費の補填に加え、全国上映の資金のために、ストレッチゴールを新たに350万に更新してクラウドファンディングを継続していきます。
是非応援をよろしくお願いいたします。